全面モバイル決済の時代、国内住民と長期在中ビジネス居住の外国人はかねてからWeChat・Alipay・Union Pay等のツールを使用した決済に慣れ親しんでいることでしょう。しかし短期入国の外国籍観光客にとっては、海外銀行カード及び電子決済プラットフォームのアカウントでは紐づけ不可能なため、中国国内のモバイル決済の便利さを享受することが不可能でした。これに対し、国の多くの部門・委員会は試行地域で率先してモバイル決済、消費サービス等の便利化を推し進めることを支えるように提出しました。
蘇州自由貿易試験区が先導して引き入れを行った効果によって、蘇州自由貿易区の全面的な開放へ向かう趨勢は絶えず深まり、現在区内にはすでに 5000 社余りの外資企業が集まっています。その中、日韓系企業が多いため、日韓観光客が来中することによる観光と交流も促進されました。彼らの中国国内における決済上の不便といった問題を的確に解決するため、蘇州自由貿易区と蘇州銀行の共同開発によって、短期入国の日韓観光客に向ける中国国内でのモバイル決済アプリ「Su-Pay」を発表、間もなく利用開始されます。
“Su-Pay”は短期入国の日韓観光客に向けるモバイル決済金融ツールの問題を専門に解決し、蘇州自由貿易区と蘇州銀行が経営環境を最適化させるために実現したもう一つの金融イノベーションとなります。双方がこのためにすでに1年以上もの間準備を進め、早くも2020 年初頭には、蘇州自由貿易区総合協調局が国際経済貿易規則を通じて、グローバル化経営環境の向上に着眼し、主に短期入国の日韓観光客の中国国内における決済上の不便といった問題に対し、「地方銀行にモバイル決済の便利化商品を開発奨励」という提言を提起しました。そして蘇州銀行は積極的にニーズに答え、「Su-Pay」の研究開発を行いました。そして最後には、蘇州自由貿易区と蘇州銀行双方のたゆまぬ努力により、中国外貨管理局の指導によって、省、市人民銀行と外貨管理局のサポートを得て、近頃 “Su-Pay”は正式に承認されたため、間もなく利用開始となります。蘇州工業団地に中日韓(江蘇)産業提携モデル工業団地の重要施策の一つとして、間もなく開催される東アジア企業家太湖フォーラムと結び付け、「Su-Pay」は江蘇省における短期入国の日韓観光客に便利で使いやすいモバイル決済ツールを提供し、彼らの中国国内での短期間、小額の消費ニーズを満たすようになります。
現在、『地域的な包括的経済連携協定』(RCEP)の推進に伴って、各加入国のビジネスマンは中国国内にて一定の居留期間と、便利なビザ手続サービスを享受することができ、各種貿易投資活動を展開できるようになりました。将来は中日・中韓の人員往来がより頻繫に行われ、より多くの短期入国の観光客が集まり、“Su-Pay”が日韓観光客の為に蘇州の各種文化・旅行のシーン(例えば現在盛んに行われている「五五ショッピングデー」)でモバイル決済の便利さが提供され、持続的に外国人の蘇州内における経営・居住環境の快適化がサポートされると期待されます。そして、“Su-Pay”は滬蘇都市統合及び虹橋国際開放拠点建設の中で重要なカギとなる作用を発揮し、さらに長江デルタ一体化により国家戦略へと発展していきます。
私達と一緒に「Su-Pay」が金融とテクノロジーの機能のコンビネーションを通じて、どのようなモデルのイノベーションを実現したのか見てみましょう！
銀行の「生体認証＋OCR＋詐欺防止＋ビッグデータ」機能を通して、短期入国の日韓観光客に自動化・全オンラインの国内電子口座といったサービスを提供。
オンラインでの海外クレジットカード取得能力を通して、セルフサービス・全オンラインの国内口座チャージサービスを実現。
全オンラインにてアカウントを Union pay・ WeChat・Alipay アカウントと紐付けしてモバイル決済可能、国内のハイパフォーマンス且つ先進的なモバイル決済のサービスが受けられます。
モバイル端末顧客の行動分析能力を通して、リアルタイムな管理と自動制御を実現。
国内・国際のダブル循環の新発展局面の下、 「Su-Pay」は外国人観光客の中国国内における決済体験を向上させ、国内の消費を促進すると同時に、蘇州自由貿易区に「ダブル循環」という戦略的チェーンの重要拠点を打ち立てます。
2021/05/12
