蘇州工業園区は中国国内で日系企業の一番多く投資した区域の一つである。近日、2社の日系企業は拡張計画を実施した。
日立儀器（蘇州）有限公司
日立ハイテクグループは、フォーチュングローバル500社である日立製作所のグループ会社で、ナノテクノロジー、医療機器、解析分析などの分野で、世界のお客様に最先端の製品とサービスソリューションを提供することをミッションとしている。
日立ハイテクの中国における重要な生産拠点として、2013年に開所した日立儀器（蘇州）有限公司は、製品の医療用自動生化学分析装置が業界をリードし、国内外市場シェアが最も高く、国内の多くの医療機関の快速かつ高効率な臨床検査ニーズに対して安定した製品を提供している。
中国における体外診断市場の需要拡大に対応するため、園区での会社拡張を決定した。同拡張プロジェクトは、総投資額が約2500万米ドルで、2024年8月に完成する予定という。使用開始後は、分析機器と関連消耗品の生産能力をさらに拡大し、ハイエンド製品ラインを導入し、将来的には製品展示センターを増設し、中国市場により良いサービスを提供する。
ミツトヨ中国
世界有数の精密測定機器メーカーであるミツトヨ精密は、1997年から園区で精密測定機器関連製品を生産・製造し、製品の現地展示・販売・体験機能をさらに強化するため、グループ自動計測ソリューションセンターと製品販売・展示センターを増設し、自動車、半導体、家庭用電化製品など幅広い業界のクライアントに産業計測自動化ソリューションを提供し、同センターは中国におけるミツトヨの最も完備で、普及範囲が最も広く、影響力が最も大きな展示・体験センターとなっている。
ミツトヨ中国20周年記念特別展覧会では、千人以上のゲストが集まり、技術講演、フォーラムライブ放送、展示・見学と製品体験など複数の形で、ディーラーやクライアントに相関製品を宣伝・紹介した。それは、一連のイベントを通じて中国製造業の自動化とデジタル化モデルチェンジに深く参入することを目指している。
今後、園区は引き続きグローバルのサプライチェーン、産業チェーン、価値チェーン、イノベーションチェーンの融合による新たなチャンスをつかみ、重点産業にフォーカスし、ハイレベルの対外開放にサービスを提供し、産業イノベーションを牽引とし、科学技術イノベーションを原動力とし、開放イノベーションを支えとし、園区のハイレベル開放と高品質発展の新しい一章を綴っていく。
2023/06/07
