白先勇氏『芸術を普及させ、芸術を発揚』と題辞
10月27日夜、『昆曲の新しい美学―青春版「牡丹亭?から新版「玉簪記」まで」と題した講演会が蘇州科技文化芸術センターの演芸ホールで行われた。
講師の白先勇先生はニ時間を超える講演で昆曲の美学についての知識を弁舌さわやかに話した。講演の後で白先勇先生は蘇州科技文化芸術センターのために「芸術を普及させ、芸術を発揚」との記念の言葉を揮毫された。もしかすると、この言葉は白先勇先生ご自身の創作人生の目標であったかも知れないし、白先勇先生が蘇州科技文化芸術センターの芸術の殿堂に対して大きな期待を寄せられて書かれたのかもしれない。
2004年青春版「牡丹亭」が盛況裏に終わった初演から今日まで、延べ160回の中国内外の公演活動が行われ、世界中の人々から喝采を博した。白先勇先生は持ち前の情熱と昆曲に対する熱意で、500年もの歴史ある中国の貴重な文化財の「昆曲」を世界文化の山頂に押し上げたのである。

古希を過ぎた白先勇先生が昆曲について語り始めると、興奮を隠しもせず、講演の終わりに近づくと一声一声ごとに「凄く美しい!なんと上品なことか」などと感嘆の言葉を繰り返しておられた。
講演会で、白先勇先生は、世界にセンセーションを巻き起こした青春版「牡丹亭」の色々な思い出話の中で、世界各国の大学や大劇場で4年間、170回近い公演活動を通して、場内の観客が、中国古来、数百年間伝承してきた芸術がかくも上品でかくも偉大であることをたちまちの内に理解できるのだ、と語った。

新版「玉簪記」の世界中での公演の初舞台として蘇州科技文化芸術センターが選ばれたのは、ただの公演場所だからではなく、白先勇先生が世界各国の多くの大劇場での公演を行った後、依然として科文センターの大劇場を何度も絶賛していたのは、科技文化芸術センターの大劇場の舞台に、多くの現代的な要素を取り入れたため、新版「玉簪記」の上演効果をより豊富に表現できる理由と、舞台周辺の構造や音声などハードやソフトウエアーの配置が非常に劇場として優れているからだと、白先勇先生が語った。
(2008.10.28. 蘇州科技文化芸術センターネット 日本語訳/陶園路)