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舞台裏で汗を流しつつ中日版『牡丹亭』の小さな舞台を支える

   3月13と14日、蘇州科技文化芸術センター大劇場で中日版『牡丹亭』が盛大に幕を開ける。昆曲の故郷で最高度に完成されたものを市民に見てもらうため、舞台裏では無数のスタッフが勤勉に汗を流していた。科文センターステージ部のスタッフは10日から舞台準備を始め、12日までずっと忙しくしていた。
   記者が大劇場に足を踏み入れてまず目に入ったのは、忙しく働いている人たちの姿だった。「10日は一日中働きました。11日は日本側スタッフの設備を待つため夜中の12時まで作業をしました。今日は朝9時に出勤してからずっと休んでいません。」記者は何度もインタビューを願ってみたが、「今は忙しいので」という理由でスタッフに断られた。
   科文センターの舞台はすでに百戦錬磨で、ここのスタッフにとってはこれらの作業はいつものことでしかないのだが、彼らは依然として全神経を集中させて常に最高のものにするよう力を注いでいる。音響に関して言うと、システム構築だけでも8時間の作業を2度行った。ステージに設置するのにまた8時間、調整にさらに6時間を費やした。ステージ部の技師によると、今回の舞台セットは比較的シンプルなので照明や音響は特にレベルの高いものが要求されるという。さらに彼らは万が一システムがダウンしたとしても上演を続行できるように完璧な予備システムを準備している。
   2月28日、坂東玉三郎氏とその一行は浦東空港に降り立つと、休憩もとらず金鶏湖湖畔にある蘇州科技文化芸術センターに足を運んだ。上演会場と設備を視察して、科文センターの設備に対して高い評価を述べた。ただ一つ気がかりな点は、科文センターのステージは大きすぎて観客との間に距離間があるのではということだった。これに対し、科文センターはどんな対応を講じたのだろうか。関係スタッフによれば、このために実際の状況にもとづいて周囲の幕を縮小し、オーケストラボックスを座席に作り変えることで、視覚的に観客が坂東氏により近づいたように感じられるようにした。記者は現場で、観客席の前部分に座席がさらに3列増えているのを目にした。これらの座席の位置はもともとオーケストラボックスがあった場所で、これらの座席はステージから1メートル以内に離れている。さらにセンター側は特別に厚さ5~6センチの絨毯を購入し、上演する場所を特定の範囲に縮小した。
   日本側は今回坂東氏が昆曲『牡丹亭』を演じる全過程をドキュメンタリーとして撮影しており、NHKが撮影を、ソニーミュージックが録音を担当することになった。時間は短かったが彼らは舞台裏の作業グループに最も近づいた日本側スタッフだった。科文センターについての印象を尋ねてみると、ソニーミュージックの鈴木浩二氏はこのように述べた。「とても驚いています。非常に近代的な劇場で最新の音響設備を備えています。ある種類のマイクは私どもの使っているものよりずっといいものです。」中国の録音設備に対していささか心配していた彼らも、実際に科文センターの設備を見て安心していた。「ここのスタッフはとても親切です。専門分野で力を合わせる上ですぐに打ち解けることができ、時間もエネルギーも省くことができました。本当に感謝しています。」


   (2009/03/15 日本語訳/白瑞雲)

 

 


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