白壁青瓦花の窓や、つるっとしたワンタンや「生煎饅頭」の香り。これらはすべて古町蘇州の代名詞である。そして蘇州工業園区金鶏湖畔にある「大阿二生煎」店に入ってみると、古式の八仙卓に近代風のカウンターチェアーを付けると、現代的かつ開放的な蘇州が見えてくると同時に、お客は蛇行する河をすべりながら東屋、楼閣の櫛比する古きよき蘇州も感じられる。営業から何日もたっていないのに、山のような客人が押すな押すなの大盛況。これは「大阿二生煎」店長、于文強さんにも意外だった。

「まさか近代都市化された園区で蘇州伝統料理を食べられるなんて!」金鶏湖商業広場付近で働く新蘇州人の趙さんは、伝統的な「蘇州風味」を絶賛した。

最も伝統的な「蘇州の味」を守ろう
2007年はじめに蘇州山塘街で最初の大阿二生煎店を出したときのことを于文強さんは感慨深げに思い出した。「祖父が以前に生煎饅頭を含む屋台料理の商売をしていたんだ。子供の頃に食べたあの味が懐かしくってねえ、いつか正統な蘇州の味を蘇らせようとずっと夢をもっていた。」

「蘇州の新しい味」をつくるために後継者が必要
「創造なければ生命力もなし」これは于文強さんが数年間の経営経験から学びとったことだ。「伝統の精髄を軸に残りを創造で固める。現代人の口と生活リズムにあうようなものを作るのだ」。園区店出店準備中に、于さんは蘇州のその道の名人を数名招き、ともに試行錯誤して最後にやっとメニューを決めた。

数年前から、于さんはこの蘇州の近代的な町に伝統的な小吃(軽食)で足元を固めたいと思っていた。だが、その時はまだ機が熟していなかった。「今、ブランド名がすでに多く知られており、更にこの園区のモダンなイメージと相まってきっと伝統的な小吃に新たな活力を注ぎ込めるだろう。」
これからの話になると、于さんの目は輝きを増した。彼はこう述べた。「伝統的な小吃(軽食)はやはり市場で販売するべきだ。将来、広い店を使って数十種類の蘇州の昔ながらの軽食を集めて、その全てが昔ながらの味で、さらに洗練された味にして販売したい。」

伝統とモダンが金鶏湖のもう一つの風味を作り出す
園区の人々の目には、伝統文化に対する創造の重要性は経済科学技術のそれよりも大事である。園区の発展には大きな一歩を踏むと同時に、「鍋釜米に醤油味噌」といった些事も不可欠である。なぜならこれは一般人の暮らしと関係が深いからである。
2008年、園区の人々は自分の家の前で地元式の蘇州式麺を楽しめるようになり、蘇州工業園区隣里センター発展有限公司は、近水台、陸振興、朱鴻興などの市民に喜ばれる蘇州の老舗食堂を傘下の隣里センターに誘致した。