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PM2.5観測 園区が全区域観測実現にどこよりも早く着手


   環境問題について政府や社会は以前から高い関心を寄せている。大気汚染基準であるPM2.5(直径2.5ミクロン以下の微小粒子状物質)の観測は多くの関心と注目を集めている。2011年の年末、国家環境保護部は『環境空気質量標準』を審議・改正し、原則的に採択し、PM2.5を正式に測定項目として導入し、観測を始めることが明らかになった。蘇州工業園区環境モニタリングセンターは早くも2009年初めから環境モニタリング機器で世界トップレベルであるサーモフィッシャー社(Thermo Fisher)の PM2.5測定器を導入し、2010年からPM2.5の監視と測定を行ってきた。そして指定地域のモニタリングと定期巡回などの科学モニタリングシステムにより大気中の空気質量の現状をリアルタイムで観測、早期警戒などを実施している。

 
 方洲環境モニタリングステーション

   湖東と湖西の2つのモニタリングステーションで全地域観測が実現
  
今回、記者が湖東にある方洲環境モニタリングステーションを取材した。ステーション内には先進的な観測装置が並び、「ブンブン」と音を立てて回っていた。LCDディスプレイには現在の各種モニタリング因子の示度が表されている。作業者によると、これらの観測装置は24時間、園区内の大気汚染を常に観測。観測されたデータはネットでモニタリングセンターへ転送され、その後、専門家による統計分析が行われたのち大気汚染質量の報告が成されるという。 


環境モニタリングステーション内、二酸化炭素、PM2.5などの大気観測システムが24時間で同時に稼動している

   現在、園区には湖西と湖東に環境モニタリングセンターが1箇所ずつ設置されており、園区全域にわたって現状の大気質量を観測している。現在、主に観測しているのは、二酸化硫黄や二酸化窒素、呼吸域粉塵(PM10)、PM2.5などだ。
   環境空気自動モニタリングシステムを利用した環境管理サービスの効率を高めるために、湖西ステーションは蘇州市、江蘇省、そして国家モニタリングシステムの総合ネットワークを結んでいる。その他にもネットワーク化後、各ポイントの監視装置が正常に稼動し、観測データの正確性と有効性を高めていくために、2004年から園区は各大気観測ポイントの巡察を強化、毎週、定期的に観察員を派遣し、大気自動モニタリング設備の運行状況を巡察している。今年、園区環境監察チームは他よりも一足先にPM2.5因子のモニタリングを始め、このモニタリングを基盤とし、続けてモニタリングネットワークをより完全なものにしていこうとしている。空気環境の特別モニタリングステーション一期の建設で、揮発性有機物と汚染因子などの特徴をモニタリングし強化していく予定だ。そして、環境管理と園区が率先して実施している基本的な現代化実現のために堅実で効果的な技術支援を提供していく。


観測後、大気クロマトグラフィー分析装置に分析結果が示される

   「データを統一し、同じ姿勢で考える」
  
2007年から園区の環境情報化は「一つのネット、一つのセンター、一つの数字一つの源泉、一つの源泉で多数の利用者、データの共有、業務の協同(ネットワークとセンターを一つにすることにより数字の出所を統一し、統一されたデータを多くの人が使い共有することで協同で業務を展開する)」という目標を実現できるように努めてきた。これらの情報化はデータを集積・統一することにより「データを統一し同じ姿勢で考える」ことに成功した。これにより、市民が現在置かれている環境について正確に評価が行えるようになったのだ。


園区の環境監察員は定期的に設備を巡察している。上の写真に見える丸くて白い物質は細かい顆粒物を濾過するためのフィルムである。

   環境モニタリングのプロセスは、全てのモニタリングデータを最終的に園区の環境モニタリングセンターに集められ、そこで専門家がすぐに分析、評価し、環境大気中質量の評価を行う。蘇州工業園区環境保護ネット(http://epb.sipac.gov.cn/)にアクセスすればこれらの観測結果が見られる。
   環境モニタリングシステムの使用で企業の汚染物排出を随時測定でき「全天候、全域カバーの観測」が可能になる。基準値を超える有害物質を企業が排出した場合、ただちに観察員のもとにメールで警報が入るので企業への取り締まりを強化できる。環境モニタリングシステムは環境管理のレベルを上げ、大衆の参加意識を高めることにも貢献している。


全ての観測データは最終的に園区環境モニタリングセンターに集められる

   専門家チームの育成に力を注ぐ
  
園区の環境システムセンターは一流大学及び研究機関と提携しているので常に科学研究プロジェクトの研究能力を高めているのである。2010年からは北京大学との「重点都市大気揮発性有機物のモニタリングと評価の研究」を重点的に進めてきた。その中で大気中のVOCs(揮発性有機化合物)濃度の測定方法とVOCs大気汚染の評価方法について研究を行い、地元のVOCsモニタリングの実施を担当し、関係実験室で比較実験を実行し、プロジェクトに必要なサンプルと分析を実施し、この地区の主な汚染源に全面的なサンプリングと分析を展開していた。


2012/1/19

 
 
   
 
 
 
 
 
 
 
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