「洋風蘇州」は飾り提灯で更におしゃれに
元宵節の夜、円融時代広場では色どり鮮やかな飾り提灯や灯篭が飾られ、現代のいぶきに溢れた独特の風格が感じられる。伝統的な昔ながらの提灯を模造したものでも、紙を使って作らず、また提灯の明かりも芯に火を点したものではなく安全性の高い電球を代わりに使っている。一部の提灯は不用品を使って作られており、目新しくエコでもある。これらの新型提灯が夜風で一つ一つ揺れ動く様は見ていて楽しい。ヨーロッパからきたエミリーさんは目の前に広がる美しい提灯を見て心引かれ「なんてきれいなんでしょう」と絶賛していた。
古今の謎解き提灯が出揃う
天井スクリーンの下には元宵の雰囲気が感じられる謎解き提灯(提灯や灯籠の上になぞなぞを書いて当てさせる遊び)が掛けられ、多くの市民の注目を集めていた。なぞなぞ問題のなかには「低頭思故郷(頭を垂れて故郷を想う)。―ある唐詩のタイトルを当てなさい」などのような趣のあるなぞなぞもあれば、「千山鳥飛絶(千山、鳥飛ぶこと絶え)-答えは映画のタイトルです」などのような古今を結びつけたものもある。他にも「電動こぎりで木を切る―四字熟語から考えなさい」などのような変わった問題や昔からよく出されるなぞなぞ問題の「3本のシダレ柳が川の側に立ち、三匹の蝉が木の間にいる―漢字一文字を使って答えなさい」などの問題も出されていた。
多くの市民は謎解き提灯の前で足を止め問題を考えていたが、ところどころで答えが分かった人が嬉しそうに表彰台に行き、賞品をもらっていた。どうしても答えが分からなく携帯電話で「場外の達人」に救いを求めていた人もいた。
元宵団子を食べて、元宵節を祝う
「元宵団子(餡入りのもち団子)をいただきます」。飾り提灯のよこで、大勢の若者達が熱々の元宵団子を食べ始めた。この団子にはキンモクセイの花が入っており、蘇州の特徴をいっそう強く表したものとなった。団子を口の中に入れると、花の香りがフワッと周りに広がった。
熱々でいい香りがする団子を手に持ちながら、市民達は演芸などのイベントを楽しんだ。中国駒や皿回し、獅子舞など伝統的な曲芸に市民達は盛大な拍手を送った。天井スクリーンの下で行われる伝統芸能は文化的な魅力に溢れ、「元宵節の祝日」の景観を生き生きと描いている。:どこもかしこも賑わって、大人も子供も楽しんでいる。